2017年7月20日木曜日

絵の苦手な人が描き続けるとどうなるのか・・・・

 なんとも、実験の検証結果みたいなタイトルですが、、私のアトリエにいらっしゃる方のほとんどは、絵が苦手だった。絵なんか描いたことがない。数十年ぶりに絵を描いた・・・。とおっしゃいます。


 ある方が、自分のチャレンジ精神を、「清水の舞台から飛び降りるくらいの思い・・・」と表現されていました。参加された方々の表現を見続けていると、ほとんどの方が、参加して5回目くらいから“変化”していくように思えます。はじめは、久しぶりに手に取るクレヨンや色鉛筆に懐かしいと言ってくださいます。白い紙を渡されるとちょっと緊張。線を描くのも、色を選択するのも、少しづつおっかなびっくり描きます。。。2回目や3回目は、アトリにも、よく話しが脱線するワタシにも慣れて来てくださいます。他の参加者さんとも雑談できるようになってくれば楽しそうになっていくようです^ ^色を使うことへの抵抗感や、表現行為に対しての緊張感がほんの少し薄れて来るのかなぁと感じます。4回目5回目になると、色を選択する速さが違ってきます。甘い色、固い色、今日の気分の色・・・など、ご自身の感覚で、直感的に色を選べるようになるようです。このくらいになってくると、「良い・悪い」に対していい意味で鈍感になってくるので、具体的にどのあたりが難しく感じる・・・とか、このプログラムは得意かも。とか、今日も頭つかったわ~~。など、客観的に自分を見つめられるようになってきます。もちろん、個人個人で違います。
 つくづく、人って何歳からでも、才能は作ることができるし、自分を高めていけるものだと感心してしまいます。参加者さんからは、いつも新しい発見と、前に立つ者として、課題をいただいています。