2024年4月26日金曜日

レア?な里山の桜 長寿山

 今年のGWは10日連続。という方も。。いやいやカレンダー通りっす。と言う方も。。仕事ですが何か? という方も。。楽しいGWになると良いですね。今日の福島市はなんと30度越えだったとか。真夏が…怖い。。

さて。桜の季節は過ぎてしまいましたが、今年、伊達郡川俣町のレア?な桜を見に行きました。

「あのカーブを曲がると、桜の道だよ」という説明に、カーブを曲がると、本当に目の前がぱぁ~っと桜並木。こんな感じです。


で、これが山のてっぺんまで続きます。ここは、長寿山という山で、『山頂からの眺望は地球の丸さを感じる大パノラマが広がる…(川俣町HPより)』という山なのですが、桜の季節には、こんなに素晴らしい景色にも出会えます。
 それにしても、どなたかが昔、植樹されたのでしょうか。道沿いにキレイに並んでいるのです。山のてっぺんの桜は、道路沿いの桜とは開花時期がずれているようでしたので、来年は日にちをずらしてまた行きたいです。ほとんど車が通りませんので、途中のカーブで降りて写真をパチリ。きっと、地元のみなさんがお世話されているのでしょうね。お手入れされている雰囲気が随所に伺えました。地元に愛されている里山の桜です。


2024年4月15日月曜日

絵本紹介

 

熊田千佳慕(1911年-2009年)先生が描いた「プックの花の旅」。とても繊細で緻密な絵画とともに描かれた絵本です。妖精プックがさまざまな虫たちと出会いながら旅をする、日本の美しい自然とともに描かれています。詩のような美しい世界です。

そして「ねことことり」。熊田千佳慕先生に師事した館野先生の優しい文章に、館野先生に師事しているなかの先生が絵を添えています。この2冊を手に取り、読んでみたら…心の洗濯になりました。今の季節、満開の桜でも心の洗濯ができますが、この2冊でも、やさしい気持ちになれました。「ねことことり」は、自分と住む世界も、生活も・・、何もかも違うもの同士が、やがて、再会の喜びが待ち遠しくなるほどの心の変化を、美しい描写とともに描かれています。熊田千佳慕先生の世界観がしっかり受け継がれていますが、現代のエッセンスも含まれているといった感じです。
この2冊を同時に読むことができたのは、本宮市「井筒屋子ども文庫」さんの所蔵だからです。文庫さんは、本当にいいセンスをされている…。毎月アートでお邪魔できる自分は幸せものだ~。
 最後に、読んでいそうで読んでいなかった一冊…
「100万回生きたねこ」。この絵本って哲学的だったんですね。目からうろこ。そして、読んだあとは、ウーム。。深いけど、ジンとくる。。生死感が変わるぐらい、「そうだ。だから精一杯生きるんだ」と叫びたくなります(#^^#)。ところで、この猫さんの表情。だんだん優しくなって見えたのは私だけだろうか。
今の時代だからこそ、もう一度読み直したい、絵本だなと思いました。


2024年3月29日金曜日

みんなでキウイ みんなでおみくじ 時々だんご


 郡山市開成地域公民館にて、ジューシーキウイのプログラムを実施させていただきました。コロンコロン、ぴちぴち、じゅっわ~からのキラキラ。キウイの断面を感覚と感動をもって描いてみました。それにしても、みなさん息をしているのか、、大丈夫か心配になるぐらい集中してらっしゃいました。出来上がると達成感満載です。おいしそう~ 重たそう~ 熟してますねぇ~ と感想が飛び交いました。キウイの魅力が満載のプログラムです。

 今回はマダムお二人もご参加。マダム。お二人合わせて…184歳! もう、うなずいて拍手しかありません。どの2作品がお二方の作品かわかりますでしょうか? わかりませんね。アートは、年代も世代も性別も越えて輝きます。

 ご参加いただいたみなさま。すてきな時間をありがとうございました。次回は5月29日です。 


そして…はなしはまだまだ続き…。なんと。わたくしはじめて、手作りおみくじをいただきました。ご参加された方の手作りです。全員分のおみくじが手作りということにも驚きなのですが、それにもまして、それぞれがご自身にぴったりな内容のおみくじを引いていらっしゃったことにも驚きでした。中には、開いてみたら、自分の名前の入ったおみくじだったという方も。ということで私が引いたおみくじは…

星を引きました。ではオープン!
彗星大吉!! おお~。彗星です。開運アクションがぴったりです。思わず「ご職業は巫女さんですか?」と質問してしまいました。(違いました笑) ひとりひとり、手書き。なんとなーく思いついたことを書いてきたとのこと。何よりも、温かいお人柄がにじみ出ていて、じんときます。しばらく大盛り上がりでした(^^♪
最後は、郡山市民のソウルフードという、「源平だんご」(4月30日までの期間限定商品)でおしまい。素朴でおいしいお団子でした。開成山公園(4月1日リニューアル)の桜の開花ももう少しですね。



2024年3月14日木曜日

3.11によせて

 今年で東日本大震災から13年目になります。その当時、一人暮らしの友人を自宅に呼び、水道が復旧し、食料品が出回るまで一緒に住みました。その友人は毎年3月11日になると、お礼のメールをくれるのです。あの時はお世話になりましたと。。お世話になったのは私の方で、どんなに心強かったことでしょうか。

 13年が経っても、ついこの間のように思い出すことがあります。天気の良い春の日、空にヘリコプターが飛んでいると震災当時を思い出します。その当時、ヘリコプターが毎日飛んでいました。とても大きくて、見たこともないようなヘリコプターでした。被災地へ行っていたのでしょう。

 震災後しばらくして、臨床美術のアートボランティア活動に参加して各県の避難所へ出向き、臨床美術のアートワークを続けさせていただきました。壮絶な体験をされた方々なのに、どこへ行っても、優しく接してくださり、感謝までされ、福島から来たと言えば、逆に心配してくださる。。正直、申し訳ない気持ちにさえなってしまう時もありました。。しかしだからこそ、私たちにできることは精一杯、ともに時間を過ごしたいと思えました。

 近年は災害に見舞われることも多く、そのたびにテレビにかぶりつきになってしまいますが、、、災害の大小ではなく、経験した者だからこそ…、ではなく、その思いがどこからきている想いなのかをしっかり見極め、臨床美術士として、いつか東日本大震災でお世話になった恩返しをしたいと考えています。

 アートは人生を豊かにしてくれるものですが、一期一会のその瞬間も同じように豊かにしてくれます。

 

震災の翌年に咲いたグミの花は、なぜか例年よりもぎっしりと花が付きました。

2024年3月6日水曜日

一度は行ってほしい 瀧野神社

 伊達市梁川町瀧野神社は、天井に龍の絵が描かれています。知る人ぞ知る神社ですが、1日、辰、巳の日に昇殿が許され、見ることができます。
神殿内をバチバチ写真を撮るのさえ恐縮させる…『写真とりまーす!』と言いながら、天井絵を撮影させていただきました。えぇ、、罰当たりついでに寝転がって撮りました。
とてつもなく…すばらしい…

なんというか、222年前(天井絵が描かれた年)から、時が止まっているかのようでした。長い間、地元のみなさんが、大切に大切に保存されてきたことが深々と伝わってきました。その長い時の中に、今こうして(寝っ転がってますが)居られることを幸せ感じました。
 描いたのは一得齊藤原隆寧?さん?瀧野神社御由緒にはどのような方だったかは記されていませんでしたが、瀧野神社は、1185年の源平の戦乱を避けるために、氏神様としてまつられたとのことですので、、藤原家の流れを汲んだ方(相当の技術がある絵師・僧侶?)ではないかと素人の憶測。それにしても残っているのが本当にすごいです。。
というわけで、個人的には飾られた大和絵の方も気になりましたが、夏ごろにまた来てみたいです。


 車を降りた瞬間から、耳に滝の音が聞こえてきました。御由緒によれば、境内脇の清流に滝があり、龍神様が宿ると伝えられてきたことから「瀧(たき)大明神」と呼ばれ、守り神となっています。とか。音は聞こえど、どこに滝があるのかはわかりませんでしたが、水のあるところ、龍神様がいるのでしょうね。とにかく、美術ファン、歴史好きなら一度は行っていただきたいです。では最後におまけ。神殿をバックに、川を挟んで大樹をパチリ。この大樹も樹齢何年なんだろうか… そして、この大樹の横にあった宿屋の跡のような建物はいったいなんだろうか… 静かにすごい梁川町へぜひお越しになって体感してくださいませ(^^)







松川町原中サロンのみなさんと作品展

松川町原中サロンさまの「アートさろん」は、今年度の最終回を迎えました。毎年3月は、全作品を展示してくださいます。

 

キノコも本当に生えているかのよう。リアルですねぇ~。



世界中の女性をがっかり?させた、あの選手がご結婚ということで、このような展示になったそうです。サザンカのお花がかわいらしい。
こちらは、参加者さまの趣味の手芸作品や、鉢植えのお花…の展示コーナー。温かいまなざしです。
…みなさんの談笑をみながら、いただいた桜餅で一服。フォークが刺さって出てくる…こういうところがたまらなく好き!
そして、今回のアートプログラムは「貝に描く春祭り」で締めくくりました。
あたたかい作品展をありがとうございました。次年度は6月からスタートです。それまで、お元気に。また笑顔で再会いたしましょう。

会津若松のみなさんと「私の富士山&磐梯山」

 





 帰省して、地元の山を見るとほっとする。。誰しも覚えがあるはずです。福島市の「吾妻山」、二本松市~本宮市の「安達太良山」、そして会津若松市の「磐梯山」。とくに磐梯山は、見る方角が違うと違う山に見えます。スキーのイメージが強い人もいれば、猪苗代湖とセットに覚えている方もいらっしゃるかもしれません。どこへ行くにも『地元の山』を越えなければならない…となれば、思いはもっと深くなります。私が車で会津若松市に向かうときは、吾妻山と磐梯山を越えます(^^)
 会津若松市のみなさんが描く山は、本当にリアルです。ゴツゴツ加減もさることながら、雪の表現がキラキラしていますし、何より、積雪が多いです! ちなみに本来はこの時期、一日2回の"雪かたし"なのですが…今年はとても少ないです。ところ変われば、山の雪の量も変わる。。五感で受け取っているものは絵に表れますね。