2020年4月19日日曜日

参加者さんからのメール

アトリエが新型ウイルス感染拡大予防対策で休会に入ってから、参加者さんにメールでご挨拶と次回のご案内をしています。そんな折…参加者さんからこんな返信をいただきました「…モデルになってくれた玉ねぎを料理しました。何気なく手に取ったものの包丁を入れた瞬間、頭の形とか皮の割れ具合とか、描いた記憶がよみがえってきました…」。あまりに嬉しかったので、ご本人に確認を取って掲載させていただきました。五感で得た感覚は、ふとしたことで、こんなにまでいきいきとした感覚がよみがえってくるものなんだなと思います。ということは、その逆もあるということ。だからこそ、普段から美しいものに感動できる心で世の中を見ていたいなと思いました。臨床美術では、モチーフから得られる感覚や感動を大切にしています。それは、表現という形につながってくるからです。小さいことに感動する心は、自分自身や自分以外の人の心を大切にできる、優しさの芽であると思っています。
マクロで見る目は、世界を見る事が出来る。そう思っています。
今日の作品コーナー(過去の作品をご紹介しています)
トレーシングペーパーに描く玉ねぎ