2021年9月27日月曜日

いちじくを描く


コロンと横たわっているのは、赤茶色の無花果です。このあたり(県北地区周辺)では、いちじくというと「緑色」です。赤茶色のいちじくは、結構な大人になるまで、「緑色の品種と同じ」だと思っていました。でも、「どうして大きさや形まで違ってしまう」のか? が謎でした(んなわけないのに)。。そう、、緑色の無花果は主にホワイトゼネア種で、写真のような赤茶色の無花果は「桝井ドーフィン種」が代表的なようです。ホワイトゼネア種は甘露煮がとてもおいしいです。皮のあたりがちょっとざらっとしている方が好みです(*^-^*)。…さて、赤茶色の無花果を描いてみましたよ。
みなさん、無花果が好きとのことで、無花果への熱い目線で描いてくださいました。柔らかい無花果、甘い秋の味ですね。どことなく日本画風…。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。



2021年9月26日日曜日

会津のみなさんと大人のランチョンマット

 

子どものアトリエで人気のプログラムですが、大人でも楽しいランチョンマットです。このプログラムは、大人が対象だと、それぞれの個性が極めて出やすい。というemicoの見解です( *´艸`) 画材がシンプルなため、緊張感が緩まるのかな。それでも、四角と丸しかないから以外と難しいというご意見もありました。うむ。それすごくわかります。

平面の制作なのですが、立体を作ったかのような(心地よい)疲労感があったりして。頭のどこかがたくさん動いたような気がします(*^-^*)

ランチョンマット。ぜひ使ってくださいね。ご参加されたみなさんありがとうございました。会津は空気も空も秋晴れでした。次回は11月13日です。

2021年9月20日月曜日

たぬきちゃん


 たぬきのケーキ。少しばかり前にちょっとした話題になりましたね。私が子どものころ、祖父母の家の近所に、当時はめっちゃくちゃおしゃれなケーキ屋さんがありまして、祖父母の家を訪ねると、「たぬきちゃん」を買ってもらうのが楽しみでした。もう…40年前の話。当時東京へ修行へ出ていたこのお店のパティシエが、都会ではやっていたこちらのケーキを福島に持ち帰って作ってみたとのこと。私はまさに、オンタイムで食べていたことになります(笑)。(写真は3月のもの。現在は販売していないかもです)

子どものときはとても大きく感じていた「たぬきちゃん」。銀色のアルミカップも当時のままのように思います。子どもながらに、たぬきの目はいったいどうやって作るんだろう。と不思議でした。そして、名前は「ぽんぽこ」じゃなかったかな。。いや、これはさすがに記憶違いか(;^ω^) 昭和な雰囲気が癒されます。

子どのときに食べていて、今はすっかり忘れてしまっているものもいくつかありますよね。またそんな食べものと再会できるといいな。福島の食べ物で大きくなりました( *´艸`)


2021年9月17日金曜日

5歳児たちと紅葉

 先日は、5歳児たちと、紅葉の風景を描きました。紅葉狩り…大人になってからあらためてその美しさに感動するものですが、子どもでも、その美しさは(大人よりも感覚的に)理解でき、美しいと感じています。さらに、そんな風景を園のお散歩で見ることができる自分たちは『しあわせ』だと思っているようです。そんな5歳児たちに、吾妻スカイラインの紅葉風景の写真を見せると、身を乗り出して、目をくりくりさせながら、「うっわぁ~!!!!!!」と感動してくれました。子どもたちのスゴイところは、その感動を素直に絵に描くことができるところです。自分が見たまま・感じたままの風景をそのまま映して描くことができます。難しいなんて考えません。最初から最後まで「うっわぁ~!!!!!」のまんまです。

 かりに、風景とは程遠いものを描いたとしても、それは大人が理解できないだけで、本人は、しっかり風景を描いています。もし、お子さんが何を描いたのかわからない絵を描いたとしたら、数日前のお子さんの行動や見たものや、感動したものを思い出してみてください。風景から連想して立ち上がってきた思い出や、出来事を描いているかもしれません。聞いてみるのもいいですが、「わかんない」と返ってくることがあるかもしれません。それは、分からないのではなく、なんでそれを描こうと思ったのか(自動的に浮かんできたので)言葉では説明できない だけで、全然意味のない絵ではありません。

 子どもが心から自由に描く絵には、感動や気持ち、感覚を描くことがほとんどです。その感性は、やがて、表現力や、語彙力へと結びつき、「なぜ、こうなのか?」「なぜ、そうなのか?」を考える思考力を作ります。

小学校へ入る前の段階の保育所や幼稚園での“遊び”は、大人の遊びとはまったく違うもので、生きるために必要な学び=遊びです。

アートって深いなぁ~。





2021年9月16日木曜日

五感を預けて


 




カフェ YAMATOさん(福島市荒井)。水の流れ、風の音、光と影、樹々の香り。「ここに来たら、自分から音を出さず、まるっとこの自然に五感を預けたほうがいいなぁ」と思いました。お天気の良い日にぜひ。

季節ギリギリ・花火を描く


 フレームに収めたくて…花火。なかなか見る事ができなくなった花火。夏の思い出が減ってしまうのはさみしいですね。ならば、花火の思い出をアートにして飾ってみたらいいのでは?ということで、フレームに収まるよう花火を描いてみました。場所は福島市「アート&カフェ プティペシェ」さんです。オーダースタイルで臨床美術のアトリエを実施しています。

 ドドーンと3尺玉の花火が打ちあがった。こちらは線香花火のような繊細な花火ですね。俯瞰してみる色とりどりの花火は夢のようです。それぞれの個性が光った花火です。





こちらは同じフレームに入るように、色面とマチエールも制作してみました。冬は衣替えできます。何か風景が見えて来そうな…ゆったりした気分にしてくれますね。
ご参加ありがとうございました。毎回楽しいひとときです。

2021年9月5日日曜日

夏と秋の間を4歳児たちと対話する


市内保育所さんへの出張アトリエの日です。 駐車場の片隅に咲いていた朝顔と目が合ったので、撮影いたしました。今日は秋色がテーマのアートです。ということで、アートのはじまりは、「夏から秋にかけては、どんな風になっていると思う?」と子どもたち(4歳児)に質問してみました。

子どもたち:「んん?」「わかんなぁ~い」。

私のココロの声:(子どもたち! 世の中には白でもなく黒でもない中間という状況が存在するのだヨ。夏でもなく、秋でもないまさにナウ!!のようなことよ)

私:「みんなは先生とお散歩いくのかな?」

子どもたち:「うん。行く~!!!!!!!!」

私:「じゃあそのとき、見てほしいんだけど、夏の葉っぱは緑色の洋服を着ているけど、秋になると葉っぱは何色の洋服を着るかわかる?」とまた質問してみる。

4歳児たち:「・・・・」(質問が悪かったか?)

私:「秋になると何色が増える?」とさらに質問する。

すると子どもたち:「黄色!」「赤!」「青!」(…それ、信号機だなぁ…)

 私:「葉っぱを見ると半分緑色、半分黄色の葉っぱがあると思うよ。夏から秋のになる途中だからね。道端に咲いている秋の草や花を探しながらお散歩してみてね」

4歳児さんたち目がキラキラしていました。

と、こんな風に(半ば大喜利のような)会話を繰り広げてからアートに入ります。アートのテーマに興味をもってもらうのはすごく大切なこと。その後のお絵かきの感性を引き上げます。それに子どもたちにも、道の草花や空の雲をゆっくり眺める時間を持ってほしい。きっと大人になって、空を眺めながら、季節を感じる感性が残ると思うから。小学校に行く前は、人生の土台を作り上げていく時期ですから、記憶は薄れても覚えていなくても感性をしっかり育んであげたいですね。

(こちらの保育所さんではお便りに紹介していただきました。)



 

2021年9月3日金曜日

須賀川市銀河のほとりさんでWS

 イレギュラー開催となりました。今回は須賀川市にある「銀河のほとり」さんにて、開催させていただきました。カラフルなバックです(ほとりさんの雰囲気にぴったりでした)。“練習”の段階からみなさん本気モードで全開。ダイジョブデスカ? 本番はこれからですよ~(;^ω^) と声をかけつつも、素敵な作品が出来上がり、これはこれで作品にしよう! ということで、サインを入れてみました。フレームに入れたら壁にかけられますね。もちろん本番もこのとおり。楽しそうな色彩が踊りました。次回の開催は、感染症拡大の傾向をみてまたご連絡いたしますね。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。