2020年6月22日月曜日

テレワーク塗り絵

葛飾北斎の「紫陽花と燕」。松川町原中地区「やまぼうし」の会のみなさんと、「おうちde塗り絵」をした作品です。一人ずつ各パーツの塗り絵をご自宅で、塗っていただき、世話人兼民生委員の方に回収していただき、合体しました。
この日はお披露目。「私が塗ったところはここだわ」「へぇ~こんなになっちゃうの?」とさまざまな声が聞こえました。一枚の絵にしたところ、フシギなことに、自然と色味が続いています。思わず「みなさん、集まって塗りました?」と(冗談を)言ってしまうほど、まとまっています。この塗り絵を塗るさい、細かなことは一切言わず、半ばほったらかし状態で、お渡ししたのですが…出来上がった塗り絵を見て、私は驚きましたっ。紫陽花の花びら一枚一枚、葉っぱの一枚一枚が、これまで臨床美術で培ってきたエッセンスがすべて反映されていたのです。スクラッチ、混色、点と線の組み合せ、グラデーション、ぼかし…自然に塗っておられました。ジンと来てしまいましたね…。自然と身についていらっゃって、表現につながっていたのです。「みなさん、これはスゴイことなんですよ!」と力説しましたが、ご本人さまたちは、ポカンとしてました(カワイイ笑)。
 この日は塗り絵の鑑賞会のみで、1時間半ほどで解散しました。久しぶりの再会で、また自宅での塗り絵になりますが引き続き、また元気にお過ごしくださいね。通常モードに戻ったら、元気にアートしましょう~。
 さて、次回のお題は…「鈴木晴信」です!