2015年3月9日月曜日

アートボランティア

震災半年後から続けている「臨床美術のボランティア」。当初は宮城県仙台市内を中心に、臨床美術ができることを模索しながら活動してきました。早朝、始発のバスにのり、仙台へ向かうのですが、「いつか福島でもやりたいなぁ・・・」と思ったものでした。ですが、、福島でのアートボランティアがずっとずっと先になる。なんて思ってもいませんでした。きっとすぐに活動できるチャンスが来るだろうと思っていました。しかし福島はほかの被災地とは違う被害状況でしたので、すぐにはボランティアには入ることはできませんでした。原発事故の処理と、町のまるごとの移転、それに加えて風評被害、小さな町が抱えるにはあまりにも大きい問題が山積みでした。。。。
それでも、約2年後にはじめて、郡山市で仮設集合住宅でアートのボランティアを実施することができました。3回ほど続けさせていただきました。その後、間を置いて、先日、ようやく福島市で「臨床美術」のアートボランティアチーム「にほりぼ」として、飯舘村「ふれあいホールまつぼっくり」さんを訪問させていただくことができました。(リンク貼りましたのでぽちっとなしてくださいませ)
震災から4年間、岩手、山形、宮城、福島と被災地をまわり、アートボランティアの活動をしてきましたが、復興している町とまだまだ手つかずのところ、さまざまです。それでも、被災地で暮らすお年寄りや、子育てにがんばるお母さんたちに、アートで自分の時間を持っていただけたことは、たいへんうれしく思っています。今回、そのような時間を下さった「いいたて子育て支援センターすくすく」のみなさまにも感謝いたします。