2021年2月14日日曜日

13歳からのアート思考 読書感想文

 最近よく耳にする「アート的思考」。はじめてアート思考という言葉を聞いた(読んだ)ときは、「へぇ~これがアートな思考なんだ~」とびっくりしました。その後、いろんな人のアート思考を読みましたが、「へぇ~こんな解釈もアート思考なんだ~」と驚きました。そして、つまるところ、どれがアート思考なんだろう。。と考えてしまったのです。アート思考でドツボにはまる。。

 そんなころ、参加者さんから、ある有名人のyoutubeが面白いと聞き、つらつらと見ていたら、末永幸歩氏の著書「13歳からのアート思考」(ダイヤモンド社)が紹介されていました。Eテレの番組「100分で名著」のように、本を嚙み砕いて伝えてくれるので大変に面白かったです。「13歳からのアート思考」は、絵の解説というよりは、絵画の歴史背景とともに、アートの世界観を塗り替えていった画家やアーティストたちを紹介しています。なぜ巨匠と言われるのか、なぜ父と呼ばれるのか、このアーティストたちのどこがそんなに、そう呼ばれるのか?を分かりやすくスムージーに楽しく解説してくれます。(やっぱり芸人さんって頭がいいね)

で、ここまではあくまでも、受動的な感想。ここからは、自分のココロから湧き出てきた感想に出会いたいと思いました。つまり、芸人さんから教えてもらった本ではなく、自分が感動した本にしたい。きっと感じ方は違うはず。

で、読みました(*^-^*)。ものすごく研究しつくされている本ですし、何よりとてもわかりやすい。13歳でもじゅうぶん読めます。アートがよくわからない人ほど読んでほしいし、新しいチャレンジをしていこうとしている人にも読んでいただきたい(*^-^*)

やっぱりこの画家・アーティストたちのスゴイところは、自分の人生を信じて疑わず、自分を信頼していたことにつきないのではないか?と感じました。すこぶる自己肯定感が高い。。それは自分への愛情そのものだと思いました。スティーブ・ジョブズ氏の下りは、時代が近いだけに個人的に泣けましたね。。

13歳からのアート思考は、13歳からの自分の愛し方でした。臨床美術の概念とも似ており、私も参加者さんにも、自分の作品を自然と愛せるように成長していきたいと思いました。