2018年7月24日火曜日

災害時の子どもの遊び(1)

西日本豪雨をはじめ、自然災害が多くなっています。災害は人、物、地域…に大きな爪痕を残すこともあり、大きい被害となると多くの方たちの心にも影響を及ぼしてきます。
夏の会津磐梯山
災害時は、多くの大人が復旧に時間を取られますし、まずは生活の再建にその労力が使われます。そんな中、子どもたちの笑顔は、大人の疲れを癒やし、エネルギーになり、何よりも守りたいもののひとつです。そんな子どもたち、実は大人の顔色を見ながら遊んだり、話したりしています。それは、子どもなりに、「お父さんやお母さんの邪魔になりたくない」という思いからです。「大人たちが一生懸命だから、がまんしなくちゃいけない」「これを言ったらお母さんが困るだろうな…」「本当は夜になると怖くて怖くて仕方ない」「本当はおもいっきり何かを壊したい(もやもやエネルギーを発散したい)…」心の中ではそんな風に思っていたりします。子どもたちの心は、大人が思っている以上にオトナで、愛情にあふれ、我慢強いのです。そんな子どもたちの“遊び”は、我慢している心の蓋を開けさせ、精神を安定しようとするために必要な時間なのです。つづく