2018年7月27日金曜日

勇気をもってチョッキンするのだ


先日市内の保育所でアートワークを実施してきました。福島の花火大会がもうすぐ開催されます。それにちなんで花火を工作してみました。花火を作ることが目的ではなく、花火の大きな音やパチパチと火薬がはじける音を、自分なりに表現するものです。その中で、はさみを使う練習も兼ねています。いくつかの工程を経て、大輪の花火ができあがるわけですが、はさみがうまく使えなくて四苦八苦することもしばしば。どこを切っていいのか分からなくなってしまう子や、本当にここを切ってしまっていいの??と心配になり、思わず尋ねてくる子もいます。 そうね、切ってしまったらもう取り返しがつかないもんね。。子どもなりに理解し、本当にここを切ってもいいんだろうか・・と心配になるようです(*^_^*)勇気をもってチョッキンしたのに、変な形になってしまった。。でも、先生が素敵だねってほめてくれると、失敗が成功と変化するのです。子どもたちは、難しいこともできると信じてトライする心を持っています。時間制限のある団体行動を要求される中では、できるまでじっくり待つのは容易なことではありませんが、せめて、自宅では「じっくりやらせてみるか!」という大人の寛容さもほしいかも。。キラキラ花火、早くお母さんに見せたいという子が多かったです。…「お父さん」ではなかったのがさみしかったけど(笑)

2018年7月25日水曜日

災害時の子どもの遊び(終)

子どもたちの遊びは、大人の遊ぶとは少し意味が違っています。大人にとっての遊ぶは、ストレス解消や生きがい作りやコミュニケーションなどが主ですが、子どもにとっては、それプラス、生きていく手段を学ぶ・精神的な土台作り・身体作りです。また、大人は一人でもストレス解消ができますが、子どもは誰かのサポートが無いとじゅうぶんな“質のいい遊び”が難しいですね。避難所などでは、大学生のお兄さんやお姉さんが遊びのボランティアで来てくれることもあるので、ぜひ参加したいものです。身体ごと遊んでくれます(できれば、大学やNPO主催で参加してくださるボランティアの若者たちがよいでしょう)。一方、身体を使って怖かった思いを表現する子とは違い、絵などを描いて表現する方が得意という子もいるでしょう。その場合、大人から見て怖い絵を描いたとしても、子どもの表現の形には違いがあり、どんな風に形にしてくるか? は個人個人で違うので、温かく見守ってあげるのが良いのではないかと思います。途中でやめさせたり、手を加えてしまうのではなく、客観的に「この子は今こんな風に感じているんだな。」と、受け入れてあげたいものです。じっくり付き合ってあげると、解消されたのか、すっと筆を置いてパパッと遊びに走って行ってしまう子も多いです。とはいえ、わが子となると難しい面もあるかと思います。資格を持ったボランティアグループなら安心ですので、自分の心の安定を保つためにも、子どもと一緒に遊びというコミュニケーションの時間を持ってほしいなと思います。

災害時の子どもの遊び(2)

子どもが無邪気に遊んでいる様子を見て、我慢している・・・なんて思えませんね。心の中と表側は時に裏腹になります。問題はそれに気づかず、身体からのサインにも無視し続けてしまうことです。大人のストレスは子どもにも影響を与えますし、特に大きな被害の状況を映し出すテレビは子どもたちも見ています。特に繊細な性格の子は、ニュースの画面だけでも動揺してしまいます。東日本大震災のあとに、アートボランティアをしていたとき、子どもの絵や遊びからは、怖かった思いを解消していく「過程(プロセス)」が見られました。専門家でなくては分からない表現もありますが、遊びに関しては津波ごっこや、段ボールに入って外からガタガタ揺らす、、などの遊びは、専門家でなくても「ごっこ遊び」だなとわかります。それを止めるか否か。。どう対処していいのか悩むところです。ひとまず、命にかかわる危険な遊びをしていないか?を見極め、そうでなければ、ちょっと観察してみます。表情も大切な情報です。目がつりあがっていなか。エスカレートしていないか。もしそうだとしたら、「ねぇねぇ混ぜてくれる?」と一緒に遊んであげるといいと思います。つづく

2018年7月24日火曜日

災害時の子どもの遊び(1)

西日本豪雨をはじめ、自然災害が多くなっています。災害は人、物、地域…に大きな爪痕を残すこともあり、大きい被害となると多くの方たちの心にも影響を及ぼしてきます。
夏の会津磐梯山
災害時は、多くの大人が復旧に時間を取られますし、まずは生活の再建にその労力が使われます。そんな中、子どもたちの笑顔は、大人の疲れを癒やし、エネルギーになり、何よりも守りたいもののひとつです。そんな子どもたち、実は大人の顔色を見ながら遊んだり、話したりしています。それは、子どもなりに、「お父さんやお母さんの邪魔になりたくない」という思いからです。「大人たちが一生懸命だから、がまんしなくちゃいけない」「これを言ったらお母さんが困るだろうな…」「本当は夜になると怖くて怖くて仕方ない」「本当はおもいっきり何かを壊したい(もやもやエネルギーを発散したい)…」心の中ではそんな風に思っていたりします。子どもたちの心は、大人が思っている以上にオトナで、愛情にあふれ、我慢強いのです。そんな子どもたちの“遊び”は、我慢している心の蓋を開けさせ、精神を安定しようとするために必要な時間なのです。つづく

2018年7月23日月曜日

古河市の皆さんと花火を描く

茨城県古河市は、毎年8月に花火大会が催されます。(今年は8月4日)古河駅には3尺玉が飾られており、その大きさに思わず足が止まりました。
そんな古河で、夏の花火を描いてみました。
毎年花火は見に行くという皆さん。今年も見に行くとか。毎年見ている方は迫力さながら、ドドーンという音が聞こえてきそう…。思い思いの花火に思い出と感動をのせて、、今年もドドーンといきましょ! ご参加ありがとうございました。

2018年7月16日月曜日

このたびの西日本豪雨災害に際しまして、被害に遭われた方々へお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りいたします。

テレビから流れてくるニュース。大きな災害に遭ったことがある人にとっては、とても人事には思えないと思います。何かできることはないかな? と思い、大型スーパーで、募金箱を見かけたので募金をしてきました。これからもその都度募金はしていこうと思います。遠くでおきたことでも、近くで起こった出来事と同じように感じること。そんな気持ちをいつまでも忘れてはいけないなと思っています。



2018年7月14日土曜日

親ばか?


アートにご参加された、参加者さまからトマトの苗をいただきました。すでに実がなっている! だがしかし、この先私に育てられるだろーか。いただいてきた次の日、水分が足りていなかったのか、しおれてしまい、あわてましたが、なんとか持ち直してくれました。スマホ片手に「トマト栽培」を読みあさり、やれ水分が少ない方が甘くなるだとか、ベランダのミニトマトは鉢の大きさを全体の○パーセントにしましょうだとか、モクサク酢(酢?は?)だとか、本当に育てられるかよけいに不安になってきました。ん?これって、はじめて子育てするお母さんが、育児本を読んで、さらに不安になるパターン? と思い直し。よし、ウチは愛情一本チオビタ流でいこうと決め、毎朝観察し、土の中に指を突っ込み、鉢を持ち上げ重さをはかり、トマトさんの体調に気を配ることに決めました。参加者さんから固形肥料もいただいたので、栄養面は安心です。
 早く大きくな~れ! とは言いません。おいしくな~れ! とも言いません。健康で健やかに育ってくれれば言うことはないと(今は)思っています。。。

2018年7月11日水曜日

福島市松川町のみなさんと二回目のアート


スイカの果肉を描いてみました。どうですかっ!! このみずみずしい果肉。
制作をはじめる前に、スイカ割りを体験したこともあり、しっかりスイカを感じながら描くことができました。
スイカを割る人を決めるクジも手作り
果肉だけを描くことにみなさん頭の中が???でしたが、できあがると、ご自身の作品を見つめながら「なるほどねぇ~」「皮から描くのかと思った」としみじみ。

これからも、あっと驚く方法で、たくさんの作品を作っていきましょうね。ご参加ありがとうございました。
会場も彩いっぱいでした
アットホームな会で毎回とても楽しいです