2015年12月7日月曜日

奇祭 古河提灯竿もみまつり

お仕事で茨城県古河市へ行ってまいりました。その日はちょうど、「古河提灯竿(さお)もみまつり」が古河駅前で開催されていました。12月5日の1日の夜に開かれる、関東の奇祭と呼ばれているお祭りです。地元の方が、ながーい竹の先に、ちょうちんを付けて、ぶつけ合うお祭りです。←簡単に言ってしまいましたが、この、ながーい竹は、「競技もみ竿」というらしく、いろいろと規格があるようです。
全長は15メートル以上。竹とかテープによる補強は禁止。竿の継ぎ足しは禁止。団体名を入れる等々。。。写真のように、とにかく、ながーい。これを数人で持ち上げて、提灯をぶつけ合い、提灯の火が消えたら負け。風で消えても負け。という、ほとんどケンカ祭りです・・・。
 下の方にある竿は、なんと。子ども用。つまり、子どももこのケンカ祭り・・・いやいや、竿もみまつりに参加するのです。

子どもたちが持つ竿同志がぶつかり合っています。もちろん、子ども用だからといっても大人と同じ。中には火が灯っているので、燃え盛り、灰が頭上に落ちる・・・なんてこともあります。結構危険です。なので、会場のアナウンスは、危険を知らせる声やら、応援やらと実況中継がすさまじい。。とくに女性の方のアナウンスが勇ましい・・・。和製ジャンヌダルクがと思うくらい、担ぎ手にハッパをかける。なので、見ている観客の方も本気になってくるのです。それは、ほとんど格闘技を見ている状態です。「おおっ~いけっ~!!」「やれぇい!!」。後ろのお母さんも興奮気味です。
 一夜だけのお祭り。次の日駅前に行ったら、跡形もなく、いつもどおりの古河駅になっていました。「あの、ヒートアップした夜は夢じゃないよね?」思わずわれの目を疑ってしまいました。
それにしても、もうひとつ。謎が。。竿を持つ大人の男性たち。どうしてみんなお化粧していたのでしょうか。。。それも、ほとんどの男性が、バカ殿か、変なおじさんなんです。。志村けんのキャラクターってすごいな。と、そちらの方でも感動した私でした。