2021年3月23日火曜日

アートカフェさんでそら豆を描く

スーパーで、そら豆が並ぶ季節になりました。そら豆を見ると、絵本「そらまめくんのベット」が、自動的に頭に浮かんできます。読んだことはおありでしょうか? そらまめくんが自分のベットを探し回る姿は、なんとも切なくそして可愛らしい。。少々おじさまの頭にも似ているそらまめくんの物語です。

話はアートに戻してこの日は、そのそらまめく…いえ、空豆をモチーフに描いてみました。

ご参加されたお2人は、無心に空豆と向き合っておりました。
空豆がひょっこりはんとのぞいています。みずみずしい新鮮な空豆ですね。東北では宮城県で収穫量が多いそうです。全国では鹿児島県が一位。鹿児島県ではどうやって食べるのでしょうか。一粒の空豆をじっくり描くことで、収穫からここまでやって来る道のりを想像した「そら豆」でした。
アート&カフェ プティペシェさんでのアートワークは、2人以上でのご参加で開催となっています。開催日時を相談させていただき、カフェさんへ予約してからの開催となります。仲良しのお友だちで参加したいとき。平日に参加したいとき。ランチの後のアートもおすすめです。


2021年3月11日木曜日

3.11に寄せて


 飯舘村の大山津見神社は狛犬ではなく、狛おおかみさまです。
飯舘村は震災のあと、原子力発電所の事故により全村避難となりました。
大山津見神社の狛おおかみさまは、火伏せの神様です。農業が中心の村を火から守っていました。震災後、村の方が避難されたあとに、この神社は火災がおきてしまいました。空気が乾燥していたのでしょうか。残念ながら社殿は燃えてしまいました。
 この大山津見神社の社殿の天井は狼たちの絵が描かれています。とても貴重なものだったので、震災前、資料保存のため、写真を残していました。これが功を奏し、社殿を新しくしたさい、火事で焼失しつつも、完全に修復できたのです。見ごたえがありますので、ぜひ見に行ってほしいと思います。
 飯舘村では、臨床美術のアートボランティアを2015年~2020年まで実施させていただきました。避難指示解除後、村のデイケアで臨床美術を実施させていただきました。飯舘村のおじいさん、おばあさんたちは、穏やかで明るく村が大好きで、お会いするのが毎回楽しみでした。飯舘村は空が広くて、緑が美しく、何度でも行きたくなる村です。
 私は芸術療法のメソッドを2種類取得しているので、それぞれのメソッドで、被災地でのアートボランティアを参加していました。言葉が拙い子どもたちは、お絵かきでココロを元気にしていきました。村に戻ったお年寄りたちは、村で暮らせる喜びやまた会えた村人どうしの笑顔を、色におきかえてくださいました。
 絵を描くことは、受験に必要ないから。無くても生きていけるものだし。有事のさいは一番必要ないものだしね。悪いけど生活の方が大事だから。…これらは、実際に私が耳にした言葉です。もちろんその通りですし、事実です。でも、震災後のボランティアをしてきて、どうしてもそう思えないのです。やっぱりアート・モノづくりは必要なのです。。
 参加された方ほとんどの方が、いっときでも忘れられた。すっきりした。みんな流されたけど作品がたまってきたよ。そんな言葉ひとつひとつが答えです。個に戻ることができる時間があるかないかで、心の置きようが違ってくる。そう思えてなりません。
 震災から10年。長かったとはぜんぜん思えないし、あのころのままのことはたくさんあるけれど、確実にあの時の自分とは違う自分がいます。
 今、アートボランティアのまとめをしています。定期クラスの参加者さんにお届けできればと思います。
 
 

2021年3月8日月曜日

松川町のみなさんと 黙描きで「まるさんかくしかく」


松川町のみなさんと久しぶりのアートでした。令和2年度はコロナ禍のなか、テレアート(ご自宅でアートしていただきました)で、大きな塗り絵に挑戦しました。今年度最後は、短時間で実施できるプログラムを描いてみました。

このプログラム、少しややこしい? 工程にもかかわらず、みなさんもくもくと描きあげてくださいました。黙食ならぬ、黙描き。どうでしょう~ カラフルで素敵です。じっくりと基本をマスターされたみなさま。来年度からは、立体造形などにも挑戦してみようかと思っています。

唯一のmen'sも毎回素敵な作品に仕上げてくださいます。

松川町原中サロンのみなさんと関わらせていただき、私自身成長させていただくことも多く、感謝しています。今年度は6月からスタート。また元気にお会いしましょう!



2021年3月1日月曜日

会津のみなさんと透明水彩


 今年は雪が多かった会津地方。雪が多い地方にとって、春が来る喜びはひとしおです。この日も、少しひんやりしていましたが、なんとなく春っぽい空気。今回は春を先取りして春を色で表してみました。





ふんわりした空気感。鮮やかな春の色彩にはうれしさが感じられます。にじみを思う存分堪能して、ちょっとだけお花の切り抜きで飾りました。
思うに、、、会津地方の花たちは、ひと回り大きいような気がするのですが、と言うのも、会津方面にある道の駅を訪ねると、切り花の花と言う花が大きいなぁと感じていました。生産者の愛情のなせる業と、花たちの生命力なのかしら?お近くに行ったらお花売り場にも立ち寄ってみてくださいね。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
次回は4月10日土曜日です。現在は少人数での開催、終了後は早めの解散で開催しています。