2018年3月29日木曜日

震災ボランティア

先日、震災後から継続していたある仮設住宅での臨床美術のボランティアがひと区切りを迎えました。こちらでは6年間にわたり継続させていただきました。最後のセッションは、涙をこらえての・・・セッションでした。頭では参加者のみなさんの新しい門出。仮設を卒業され、新天地にて生活をスタートさせる喜ばしい日だとは理解しているものの、心はさみしい・・・と言っていました。参加者さんの中には、新天地に移っても、仮設でのコミュニティーを大切にしていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいました。それぐらい、6年間の仮設暮らしは絆が深まった6年だったのです。
さて、私はと言うと、ぽっかりと穴があいてしまったのです。。まさか、こんな気持ちになるとは思いもよりませんでした。スタート時から、意欲的に楽しんでくださった参加者のみなさんでした。最後の日は「6年間もありがとうね」「いろんなの作ったね・・・」と温かい声をかけてくださり、ますます涙腺が緩みました。
ボランティアに来ていたのか、自分の心のケアに来ていたのか、私自身も、震災後すぐに父を亡くしたので、この臨床美術のボランティアでどれほど心が救われたか・・・。「あんたも大変だよね。福島はこっちより大変だ~」そんなことを幾度となく聞くたびに、「お互いに大変だったねぇ~」と笑いあえるようになりました。みなさんの温かさは決して忘れることはできません。
 震災があったことを、あらためて思い出す方も少ないと思いますが、被災地へ出向き、ボランティアをしていると終わりにできません。過去のことなどにはできないのです。そして、一日にして人生が180度変わってしまった方々を目の前にしていると、日々の暮らしをていねいに過ごすことが、どれほど大切で幸せなのか。を考えずにはいられませんでした。


心をゆさぶられ、人の強さと温かさを感じ、アートによって出会えたみなさんに大きな感謝を届けたいと思います。

2018年3月26日月曜日

コラッセ福島作品展終了いたしました



二日間にわたり、コラッセ福島で開催した作品展。(ちょい見も含めて)180人の方が、作品をご覧になってくださいました。ワークショップもご参加くださった方も含めると190人。たくさんの方から、ご質問いただき、臨床美術をお伝えすることができました。ありがとうございました。
作品だけを見ると、芸術性が高い作品ばかりのため、「お教室」と間違われてしまいますが、展内に貼ってある、ボランティア活動や美術館での作品展などのポスターをご覧になると、「お教室ではない雰囲気」が伝わってくると思います(・・・それで、みなさんご質問くださるのです)。
 コラッセ福島で開催するのは昨年から数えて3回目。1回ごとに反省点や、改善点もあり、「どうやったらもっと見やすい作品展になるかな?」と考えていました。今回は、リラックスできるようなコーナーも作りたいと思い、読み物と一緒にオイルパステルで落書きコーナーなども作ってみました。かわいい高校生たちが楽しんで描いてくれました。
 作品展にお越しくださったたくさんの皆様。そして、ワークショップにご参加くださった皆様。お手伝いくださったRみさん。K子さん。本当にありがとうございました。
差し入れおやつもいただきました

2018年3月24日土曜日

今日から明日まで 作品展

福島市コラッセふくしまで、3月24日・25日の二日間にわたり、東日本臨床美術の活動などを紹介する「五感で感じる 臨床美術Ⅱ」が始まりました。
ナント。今日一日で100人越えのご来場者(ちょい見・ちら見の方も含まれます)。ぱちぱちぱち(拍手)。
「何か展示しているといつも見るのよ」と足を運んでくださった方や、イベントの帰りに寄ってくださった方が多くいらっしゃいました。
福島市民は、絵を見ることが好きな方が多いです。小さな子もす~っと近寄ってきて、ららら~ん。と見てくれます。
臨床美術が地域の人の脳と心の活性に早く役立つ日が来ますように。
明日25日は15時で終了です。



春?春なの?

雪が降ったり、桜が咲いたり・・・忙しい季節ですね。


 22日23日と二日間にわたり、「保育とアート 子どもアートアプローチ」の研修会東京(御茶ノ水 芸術造形研究所)に参加してきました。前日はいたずらに雪が降ったりしていましたが、東京は桜が咲いており、一足先に春を感じて参りました。
 研修を受講して、“あらためて”就学前の子どもの臨床美術の必要性を感じました。私自身がお絵かきで育ったところもあり、また、姪っ子が小さいころに描いたお絵かきと照らし合わせてみても、「なるほどなぁ~」と納得する場面もしばしば。。。お絵かきをさせてくれた親に感謝でした。こういう、子どもの研修会は、インナーチャイルドを掘り起こされますね。お勉強だったけど、楽しい二日間でした。


宿泊先は神田明神の鳥居をくぐらないと入られない?坂のホテルトレティオ。レトロですが、かわいい外観です。ここ最近は常宿になっています。




夜の神田明神
おばんですスカイツリー!
おばんです。ほていさま。
お土産は、醤油刺し欲しさについつい買ってしまう、崎陽軒(きようけん)のシューマイです。味もおいしいです!



この顔がなんともいえない(笑)12個入り。

2018年3月3日土曜日

おひなさま




おひなさま。ふくよかなかわいいお顔。本宮市いづつや子ども文庫さんは毎年お雛壇を飾ってくださいます。



お姫様のお嫁入り道具。小さいころ、箪笥を開けたりしめたり、手鏡をつまんでみたり。しませんでしたか?この日は、お雛祭りのごちそうまでご馳走になりました。とってもおいしかったです。


お抹茶付。お雛様お内裏様付。ごちそうごちそう! 女の子のお祭りはピンクで緑。ハートチャクラの色だなぁ~。としみじみ・・・。



家にはお雛壇が無いので・・・と言ったら、いただきました。早速飾りました。一枚の折り紙で作られたそうです。ひとつひとつ。ていねいに。健やかに育ってほしいとの気持ちがこもってました。私も健やかに・・・育ち過ぎたかしら?