2018年1月27日土曜日

お越しいただきありがとうございました


コラッセふくしまで開催された「五感で感じる臨床美術展Ⅰ」に、お越しいただいたみなさまあがとうございました。ちょうどこの期間は、大雪と重なり、会場に来るのも一苦労だったかと思います。おかげさまで、2日間で70人を超える方々が作品をご覧になってくださいました。


この、平日の大雪の日、どのくらいの方がご来場くださるか、そして、作品を見てくださるか、興味深かったのですが、ひとりひとり、真剣にご覧になっていた方が多かったように思えます。そして、不思議なことに、声をかけてご質問くださる方のほとんどが、「この絵は何?何という・・・あれなんですか?」と、とっても不思議そうにお声をかけてくださいました。
絵画教室ではないらしい・・・けれど、なぜこんなに芸術品みたいな絵なのか?臨床って何が臨床なの?どうやって描いたの? いろんなことが「謎だらけ」のようでした。一通りご説明すると、「はぁ~そうなの。。はじめてだわ。。」と目を丸くされていました。そして最後は、「いいものを見させていただきました」とおっしゃって帰られていくのです。





・・・作品展がいかにすばらしかったか・・・を紹介しているのではありません。何が嬉しかったのかと言うと、作品を作ってくださった参加者さんの思いが、見ている方に届いており、それを受け取った方がこんなにたくさんいらした。。ということなんです。ある方が、「臨床美術は潜在意識に働きかけるんじゃないでしょうか」とおっしゃってくださった方がいました。そもそもアートは、言葉にならない、いえ、言葉では表せない領域をオモテに表す。こと。作り生み出すARTとは、何もないところから芸術を創り出していく、錬金術のようなものだとつくづく思っています。目に見えないその人その人の、気のようなものが、ふわっと色彩にのり、見る人に届く。そしてそれを受け取ることができる方々が、こんなにも多くいるのか。と正直驚かされました。


天候が悪い中、ご来場いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。