2017年5月18日木曜日

出張臨床美術「アトリエいづつや」



4月はじまった「アトリエいづつや」。参加者さんは、自然とともに生活を楽しむ方が多い。
「苔玉を作ったので、持って来てみたの。今日は癒やしの時間だからね・・・」
アートが癒やしの時間だと言ってくださってうれしいです。
「ほら、前回、先生がイタドリを見たことが無いって言ったから、取ってきたよ。スカンポっても言うんだよね。」
道端の花と一緒に持って来てくれました。今日のモチーフ、ガーベラを差してみると涼しげです。


そして、本日は最高齢93歳の女子もご参加くださいました。とっても元気で、とっても聡明で、知的な女性です。彼女は戦争体験を小学校でお話する仕事もしているそうです。
臨床美術のアトリエでは、アトリエが終わったあとでも、みなさんとお茶タイムをすることが多いです。どこのクラスでも自然とお茶タイムになります。このお茶タイムが好きと言ってくださる方も多く、そんな雰囲気にしてくださった参加者さんに感謝ですね。
年上の方とのお茶会は、ためになる話ばかりで、とっても楽しいです。「昔はね・・・」という言葉から始まると、わくわくしてしまいます。93歳のHさんは、若いころ、婦人会などを作り、戦後の食糧難から、子どもの栄養不足や育ちを守るために、さまざまな活動をされてきた方です。
子育て支援の元祖ともいうべき方ですね。

アートは人と人を結びつけ、ジャッジメントの無いコミュニケーションを創り出します。こんな時間を心地よいと感じる感性を、大切に守っていきたいと思います。

今日は本宮市ソレイユ1階にある「ニコカフェ」さんから、郡山のいちごを予約購入しました。山盛りのいちご。おいしかったです。