あとりえ ぽむ
福島を拠点に、芸術療法をベースにした出張型の美術創作アトリエ。認知症の予防をはじめ、地域のコミュニティづくりや子どもの感性を育む心育てをサポートします。
2025年4月9日水曜日
どっちかなぁ
「よあけ」絵本好きなら、きっとこうして見たことがあるでしょう。上は、あべ弘士さんの「よあけ」、下は、ユリー シェルヴィッツさんの「よあけ」。私は、もちろんどちらも好きです。そりゃそーだ。あべ弘士さんの「よあけ」は、よあけ前の自然音が静かに響く…ユリーさんの「よあけ」は、静けさのなかの音をみつめる…というかんじ。でも、"その時"がくると…「うおぉ~!! これが生きるということか!!」みたいな展開が待っています。この感想は合ってるのか?……。とにかく、みなさんはどう感じるのかなぁ。ぜひ読んでみてくださいね。
個人様開催「フロッタージュ貼り絵」
こすり出し・フロッタージュで制作した作品です。こするだけ?と思いきや、案外、コツもありまして…。このコツを探りつつ、画面に集中できる作品です。画像ではわかりにくいのですが、色彩が鮮やで深い色味です。幾重にも色を重ねることで、想像もしない色彩になり、ハッとさせられる。。。アートな作品づくりです。こういった一見地味にも見える作業ですが、この積み重ねが…色彩のコーディネート力をつけていくのですね。色彩のパーツは空間を意識して、貼ってみました。「この空間を下にしたら良いかなぁ 上かなぁ」「そうねぇ…どっちかなぁ~」などと作品を介して和やかな会話が展開されます。ただ作るだけではない、豊かな空間。今日も(講師ながら)癒された時間でした…。
福島市は桜が満開になりつつあります。本宮市までの道のり、あちこちに桜の木が見えました。福島はほんとうに花の街だなぁと思いました。
2025年4月3日木曜日
カフェbienさんでアートイベント
福島市「暦ごはんとお茶bien」さんで、アートイベントを開催させていただきました。
今回の内容は、5年ぶりの開催「お宝マップつくり」です。作り方、詳細はネットにたーくさんありますので、お気に入りのサイトからお調べになっていただき…。。
マップつくり熱烈ファンの方も含め9名様のご参加となりました。当初5名様からの増員につぐ増員での開催。ありがとうございました。今年はホロスコープ的には、たくさんの惑星が短時間で移動することで話題となっていますね。お空の上も忙しい感じなんですね。
bienさん2階にて実施いたしましたが、さくっと作品が春バージョンとなっています。新月になった夜に制作した私のマップです。気分がノッてきてこの通り、ぎっしり貼っています。自分の好きなもの。こと。夢を貼るってやっぱり楽しいです。2025年3月23日日曜日
郡山のみなさんとブロッコリーを描く
ブロッコリー。全国的にお値段が高くなっていますが、家庭菜園をされている参加者様からご提供いただき、生命力あふれるブロッコリーを描くことができました。たくさんご持参くださり、全員分のお土産までいただき、、、自宅に戻ってから味も楽しむことができました。ごちそうさまでした。
ご参加されたみなさんからは、「この静かな時間がとてもよかった」とご感想をいただきました。この日は、あえて軽音楽も流しませんでした。集中しているこの時間を楽しむこともアート制作ならではですね。
小さな作品でしたので、近寄って鑑賞できるのも新鮮な感じでした。自然と鑑賞会がスタートし、互いの作品を見てどんどん会話がつながっていく…。笑顔がこぼれる豊かな時間でした! ご参加いただきありがとうございました。次回は5月28日です。
ブロッコリーを描く
個人セッションのご参加者様とブロッコリーを描きました。色鉛筆で描くブロッコリーは、小さな芽を持つブロッコリーにはうってつけ。細部まで観察しながら描くことができます。「自分がブロッコリーを描いている…」そんなふうにご自身を客観的に感じていらっしゃったようで、、とても不思議みたいでした。なんだか微笑ましいと感じた私です。
忙しい毎日を過ごしているTさんは、このひとときが待ち遠しいとのことでした。アートが生活の中に溶け込んでいらっしゃる…そんな方が今後も増えてくださるとうれしいです。
2025年3月11日火曜日
絵本紹介「木のあかちゃんズ」(平凡社)
いせひでこさん。温かくて暖かい絵や色彩、好きだなぁ~。ファンも多いことと思います。この本は、東日本大震災後に、いせさんが、鎮魂の意味も含め急きょ描いた(書いた)そうです。今日この日、私の手元にやってきました。
木の赤ちゃんたちは、木の種です。さまざまな木に宿る妖精のように動きまわり、『木=お母さん』たちのまわりで、無邪気に遊ぶその表情がとてつもなくかわいらしく、くすっと笑えます。
震災では多くの方が犠牲になりました。小さい命もたくさん…。この本の木の赤ちゃんズを見ていると、きっとどこかで、こうして、植物や自然に紛れ、遊びながら、私たちを見守っているのでは?と思います。
震災時私の父も(病気で)天に召されました。温泉が好きだったので、赤ちゃんズのように、自然の中の温泉をめぐっているのでしょう。
鉛筆デッサンのように描かれた絵からは、サラサラと鉛筆の音が聞こえてきそうです。ページの一部だけに色があり、風の音やどんぐりが落ちる音にリアルさをもたらしています。そういうトコも、好きだなぁ~。見る人によってさまざまな感覚を呼び覚ましてくれる一冊。
2025年2月24日月曜日
絵本紹介
お母さんきつねの子を思う気持ちが切ないくらい深い。優しいきつねのお母さんは、子きづねにご飯をたべさせようと奔走します。途中、ハラハラどきどきさせますが、最後の最後は…。読み終わると、母の愛を感じられるあたたかい絵本です。絵もあったかくて一気に子ども時代に戻れました。