芸術造形研究所のホームページより、メディア掲載情報としてご案内いたします。
1月24日のテレビ朝日放送「徹子の部屋」のゲスト安藤優子さんが、お母さまの介護のひとつとして、臨床美術を利用されていたというお話をされました。私は残念ながら見ることはできなかったのですが、見逃し配信もされるようです。同研究所のHPにリンクを貼りましたので、そちらから「徹子の部屋」のHPを覗いてみてくださいね。
安藤さん、何歳になっても素敵だなぁ~。
福島市アート&カフェプティペシェさんで、土ようクラスさんは「私の富士山」、個人レッスンクラスさんは「にんにくの量感画」を描きました。
それぞれの山々がいきいきしていますね。私たちにとって、山はとても身近ですが、毎日見ていても飽きないですよね。福島市からは「吾妻山」が見えるのですが、吾妻山の噴火口、頂上は富士山そっくり。吾妻小富士と呼ばれます。
日にち変わって、プライベートレッスンさんは「にんにくの量感画」。
色鉛筆の練習をしてから描いています。Tさんは、臨床美術をはじめてからまだ1年経ってらっしゃらないのですが、「こうして、ひとつひとつ教えてもらって描くと、描けるものなのですねぇ~」としみじみおっしゃってました。何より楽しく描くことが一番です。臨床美術士は教えるというスタンスではなく、一緒に描くというスタイルなので、私としても、毎回楽しく描かせていただいてます。Nさん画像ありがとうございました。キュンです!
…あけましておめでとうございますと明るく言いたいところなのですが、元旦におきました大きな地震により、新年のご挨拶を代えさせていただきました。
12年前の東日本大震災を思い起こさせます。当時、私は石巻市の友人と、友人のご実家に物資を届けるため、発生から二週間後の現地に車で向かいました。現地は、やっと自衛隊さんが道を作ったばかりで、焦げ臭い匂いがたちこめ、まちなかには先日まで使っていたであろう、生活の物資が流れ着いていました。小さな川には車が何台も引っかかっていて…それはそれは胸が詰まる思いでした。その数か月後、東日本の臨床美術士らとチームを組み、臨床美術のアートボランティア活動が開始されました(母体の活動は日本臨床美術協会です)。その後数年間、各地の被災地をまわり、仮設住宅でアートセッション活動をさせていただいておりました。
今回の地震は長周期微振動で福島市もゆっくりと大きく揺れ、その後しばらく小さく揺れていました。この長周期微振動は、地震酔いの状態になりますので、遠く離れた方も、お気を付けくださいね。
被災された方の生活が早く安定しますように。すばらしい伝統文化が残る街並みが、一日でも早く、復旧復興しますように。。具体的な心のケアは、もう少し先になるかと思いますが、必ずケアをしていただきたい。「平気だよ」と思っていても、その時、命の危険を感じる災害を体験したということは、変わりません。体験を無かったことにはできません。少し気持ちに余裕ができたら、お友達と話す、乗り越えた自分にご褒美をする、なんらかのサポートを受ける。なんでもいいです。危険を感じた体験を上回るような、幸せを感じる体験をたくさん上書きしてくださいね。たくさんですよ。たくさん。
一日も早くみなさまが、元の生活に戻れますように。そして、また、日本が誇る伝統文化が今後も続けていけますように。