2022年1月31日月曜日

トンパ文字の描き初めinあいづ

 

会津のみなさんとトンパ文字に挑戦してみました。二回にわたり、トンパ文字のアートワークをさせていただき、気づいたことが…この文字を描くと、人は人生を語る…。

少しかっこいいことを書きましたが、郡山のみなさんも、ご自身の世界観を文字にしておられましたね。こちら会津のみなさんも、それぞれご自身の人生観をテーマに表現されていましたよ。ある方は、人生の第二ステージを。またある方は、お洋服作りの喜びと人生を重ねて。またある方は、お仕事のテーマと願いをこめて。。

 その中でも、W子さんの作品は、ほかの皆さんからことさら「縁起がいい」と声が上がりました。鑑賞会では、「神社のおみくじで当たったみたい」とか「カラーコピーして持ち歩きたい」まで(#^^#) 。後日、W子さんに掲載の了解を得るためメールをさせていただいたところ、こんな素敵なコメントもいただきましたので、意味とそのコメントをシェアさせていただきます。

「太陽(左上)の元で見る→見通しを明るく 福(右下)→福来る の気持ちで描きました。今の積み重ねが未来をつくることを念頭に置き、幸福な未来のために今できることをしていきたいと思います」。毎回、ご自身の画面と真摯に向き合いながら、もくもくと描かれる姿には、こちらも声をかけるのが申し訳なくなるほど…。内なる言葉を表現することは、容易なことではありません。これは“描いた者”でしかわからない世界であり、“描いた者”でした味わえない幸福です。さらにW子さんは、「2か月に一度、色や線や形や 組み合わせのことだけを考えていられる時間があるというのは本当に楽しいことです」と、臨床美術についても、つづってくださいました。

 どんなに大きな建物を作るにも、その設計図は一本の線から始まると良く聞きますが、この世界は案外、シンプルな形をしていて、、幸せというものは、気づかぬくらい小さな花のよう…なのかもしれません。

今年も1月からたくさんの作品に出合うことができました。また1年、描いていきましょう。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

次回は4月2日「レモンの味と香りのコラージュ」です(感染状況により中止になる場合があります)。

タイトル「福(左)島(右)に幸あれ」