2016年5月2日月曜日

全労済地域貢献助成事業 5回目終了いたしました

5月1日に開催した全労済地域貢献助成事業「アートはじめのいっぽ」全6回のうちの5回目が終了いたしました。遠くは本宮市をはじめ、東京へお帰りになられるご家族もご参加されるなど26人の方がお越し下さいました。ありがとうございます。
体験された方のご感想です。
「いい体験をさせてもらいました。はじめて参加しました」「褒められるなんてしばらく無いから、恥ずかしかったけど、楽しかったです」「とにかく楽しかったし、こんな体験はじめてでした」などなど。皆さんすっきりした表情でお帰りになられていました。
臨床美術は、脳活性のアートプログラムですが、このプログラムの中には、脳を活性化するためにさまざな工夫がされています。それは、下降気味の脳機能を再活性化するため方法…のほか、参加者さんへの対応の仕方、しいては、認知症の方の物事の捉え方、感じ方、症状まで、よく吟味され、制作工程に反映されています。
臨床美術をしていると、完成を予測してきれいに仕上げようとしている自分にハッと気づき…がっかりしてしまうことがあります。「先を見越して手を尽くす」「未来を考える」「挑戦より安定」…日常生活ではどれも必要なことですが、人生はこれが全てではありません。寄り道や、振り返り、時にはいばらの道だってあるある。そう、人生はまさに紙飛行機♪なのです。
感じ方、感性、感動、感激などの「感」は、考えるよりもずっと先に「心」が動き出します。心を感じる。そんな一瞬を大切にしていきたいものだと、いつも思います。
ご参加された皆様。ありがとうございました(^-^)