2021年11月29日月曜日

柳津 ちょっとマニアックな角度から

 





 

 今から1200年前に、徳一大師によって開かれたお寺。会津柳津 円藏寺。徳一大師は、会津地方に仏教ブームを巻き起こしたお坊さんです。宗派は臨済宗。本山は京都の花園妙心寺(はなぞのみょうしんじ)。円蔵寺は、福島県民なら誰でもしっている有名なお寺さんです。
 戊辰戦争では、会津軍の防衛線でもあり、戦場となりました。ところどころに葵の御紋があります。円蔵寺裏手には、ひっそりと「会津三十三観音 番外霊場」がありますが、写真撮影はもちろん禁止です。(観音めぐりをされている方、見つけられるのかなぁ。。) 壁に小さなのぞき窓があり、無作法な私は、ジロジロと中をこれでもかと見つめ、名前と住所をお知らせしてお参りさせていただきました。・・ものすごくありがたい感じがしました。
 とにかく1200年の歴史ですから! 掘っても彫っても歴史が深すぎて、真ん中が出てこない…(という表現しか出てこないのですが)とにかく魅力的な場所でした。歴女ではないけれど、歴史をもっと知りたくなりました。
 古い鐘楼なんてとてもいい。。なんかいい。。入っちゃいけないけど、入りたくなる(駄目です)。調べたらNHK「ゆく年くる年」にも登場した鐘楼だそうです。どうりで佇まいがむちゃくちゃいいと思いました。そして、うつくしまの音30景にも選ばれています。やすらぎの音だそうで、夕暮れに沈む鐘の音 だそうです。聞いてみたかったな。
…とこのようにひとつひとつが、1200年なのです。柳津もそろそろ雪が積もり、また厳しい冬を迎えます。