2017年8月18日金曜日

帰省中の友と色彩心理について語る

 もう10年以上のお付き合いになる、色彩心理の友。共に色彩心理について勉強した仲間です。たまに会って、お互い色と心について情報交換をしています。彼女には学ぶところが多く、色に対しての直感はさることながら、誰にも揺るがされることのない、グランディングの強さと陽だまりのような温かさがある人です。あれ?ほめ過ぎたか?




彼女はお母さんでもあるので、日々、子育てにおいて“色彩心理”を実感していると言います。彼女は、わが子が体調が思わしくないときに、決まって出てくる色がわかっているので、その色でぬり絵をし始めると、「体調を崩す手前かしら?」と心構えができるようです。大人でもそんなことはよくあります(大人の場合、自分でそれを知るには時間がかかりますが・・・)。ずいぶん前に、友達3人とお茶でもしようということになりました。あいにくその日は雨。すると、その日集まった3人が、全員グレーの洋服だったということがありました。どうしてその色を着てきたか?という話になったとき、「雨だしねぇ」という結論に至ったことがありました。みなさんも、雨の日に、なんとなく来てしまう洋服があるかもしれれませんヨ。いつも同じ状況のときに、ついつい選んでしまう色があるときは、その色に対して、特別な心の動きがあるわけですから、それをひとつひとつ、時間をかけてじっくり、思いだし作業をしていくと、ひとつの答え(出来事)にぶつかるかもしれません。
 子どもとのコミュニケーションも、時間をかけることからはじまります。現代は仕事や家事、遊びにおいても時短や機能性、汚れない・・・等々が重視されやすいですが、子どもとのコミュニケーションは、時短や機能性だけでは、他人との比較を生んでしまいがちです。時間はかかるかもしれませんが、アートでの表現を繰り返していくことで、子どもの色彩傾向がわかったりします。それをつなげていくことは、子どもの心育てにもつながっていきます。