2015年2月13日金曜日

伝えること

少し自分のことを書きたいと思います。ブログなんでね。たまには(*^_^*)
先日、4.、5歳児のお子さんと、臨床美術のプログラム「ドリッピングアート」を制作いたしました。
ドリッピングといって、絵具をタラリタラリと垂らして、不思議な形になったところで、着彩してカレンダーを貼っていきます。この年代は、まだ日本語がままならず、感覚で生きている状態なので、大人に説明するよりはコツが入ります。「図形を探して色を塗ります」では伝わりません。「穴があいているへんな形に色を塗っていくよ~」と、「ハイハイ、こっち見て~!」となるわけです(*^_^*)
このプログラム。大人だと「何作ってるのかわからない」とか「どこを切っていいかわからない」という声が聞こえてきそうですが、子どもたちは、切りたいところ、塗りたいところを直観的に選択していきます。そこには、言葉がありません。もちろん、無言で一生懸命切り、塗り、後先なんて考えなくても、立派にこんな素敵な作品が出来上がります。
情報をもらいすぎて、考える力が弱くなっていくのは何歳くらいからなんでしょうか。伝えるってなんなんでしょうね。伝わらないときって、もしかしたら、意味が伝わる以前に、心が伝わっていないのかもしれないな。あれこれ感じた1日でした。